2014/08/04

マイ楽器を持っていきます!

 8月25日のリサイタルまであと3週間となりました。東京では5年ぶりのリサイタルです!練習に気合いを入れていますよ〜。

 今回のコンサートでは、自分の愛用しているチェンバロを持って行きます。アメリカのチェンバロ製作家、キース・ヒルにオーダーメイドで作って頂いた楽器です。2002年に出来上がったので、日本に来てから12年が経ちました。

これは5年前のリサイタルの写真(リハ中。姿勢わるっ。。)

 日本に来たばかりの頃は、パワフルな大暴れフレンチという印象でしたが、弾き込むにつれ、柔らかく音同士が解け合うようになってきて、低音の力強さ、また高音の輝きなども増してきました。最近では「音が熟成されてきたなー。なんていい響き!」と思いながら弾いています。日々成長して、音楽表現を助けてくれて、そして私と苦労を分かち合っている(?!)パートナーとも言えます。チェンバロって、1台1台が手作りの楽器なので、人間ぽいと言うか、温かみがあって、’心’を持っているような、そんな気がします。この楽器、普段は家で箱入りにしていますが、今回は久しぶりに表に出しますので、どうぞお楽しみに。
 あと、蓋の金箔の装飾もご覧頂けたらと思います。これは日本で装飾家の方にお願いして描いて頂いたものです。ステージで光を浴びると、金箔がいろんな方向に輝くはずです。


鍵盤側から見ると、こんな感じ。

ぜひ、リサイタルにお越し下さいね。