2016/10/30

秋の札幌

札幌へ行ってきました。
2泊3日の駆け足演奏旅行です。
詳細は後日ゆっくり書き足すと思いますが、まずは写真を。

秋の北大キャンパスです。美しいイチョウ並木。
観光に来ている方がたくさんいました。



ポプラ並木。




ポプラ・チェンバロ。5年ぶりの再会です。

28日。場所はオーベルジュ・ド・リル札幌。
北海道医師会の長瀬 清会長からお招き頂き、演奏してきました。



29日。リニューアルオープンした北大総合博物館にて。
ポプラチェンバロ10周年記念イベントをしてきました。




左から横田誠三さん(チェンバロ製作家)、私、藤田正一先生、
藤井健吉さん、小俣友輝さん。


北大は私の憧れであり、またエネルギーをもらえる場所です。
広大なキャンパスは心豊かに過ごせそうだし、
クラーク博士の「Boys, be Ambitious!  少年よ、大志を抱け」
の言葉を胸に刻んでいる方が多いからです。
改めて、素晴らしい言葉ですね!

クラーク像。

北大の歴史を語り継ぐ藤田正一先生からは、私はいつも
多くのことを学びます。祖先・大島正健にも感謝。


東京は少し暖かいかと思いきや、
羽田に降り立った瞬間、こちらも寒くてびっくりでした。

写真には撮りきれませんでしたが、多くの方との再会があり
良い機会となりました。








2016/10/26

秋ですね



気が付いたら、庭のヤマボウシがすくすく育ち
赤い実を付けていました。


こんなに真っ青な空は、久しぶり。
秋を感じます。

ゴールドベルク日記は少々止まってしまいすみません。
プログラムノートの執筆、ドレスの仮縫いなどで
必死でした。超忙しい毎日です。

でも頭の中では、毎日いろんな変奏曲が鳴り響いていて
ゆっくりした楽章をどんなテンポで弾くのがベストか
歩きながら確認したり、夜中にクラヴィコードを
弾いてます。あと10日、元気で乗り切らなくては。
リサイタルの残券は僅かです!


とりあえず、明日の朝札幌へ向かいます。
寒そうなので、暖かくしていきます(^ ^)
札幌では「牧場のメドレー」など楽しい曲も披露します。








2016/10/23

札幌へ

まもなく札幌へ行くので、改めてこの本を眺めています。


2004年9月8日に起きた、北海道での台風18号。
もう12年も前のことなんですね。

キャンパス内で倒れた木々の無残な様子が写真に
残されています。

この木から生まれたチェンバロを久しぶりに演奏しに行きます。
色々な方と再会と出会い、そして感動がありそうです。
北大(札幌農学校)で学んだ祖先の顔も浮かびます。

北大の寮歌「都ぞ弥生」も準備中。
楽しみです!








2016/10/21

ゴールドベルク日記 11. ドレス製作中


ドレスの仮縫いに行ってきました。


スカートの部分、少しだけお見せします!

                  

            

2016/10/17

ゴールドベルク日記⑩ 安養院でのコンサート

板橋区にある、安養院でゴールドベルクのリサイタルをしてまいりました。最近新しく建てられた瑠璃光堂という素晴らしい音響をもったホールです。お檀家様のためのクローズドコンサートでした。背景がゴージャスでした✨



さて、ゴールドベルクを通して見てわかったことは、全曲演奏はとてつもなく体力と集中力が必要ということ!本番が始まった時、指がぶるっとしましたが、でも徐々に楽しむこともできました。この曲を弾くには、たくさん食べて、栄養をつけないといけない。とくにお魚よりもお肉が必要かな(笑)。あと、集中力が上がる食べ物って何かしらね〜。

それから、バッハの「ト長調」に対するこだわりが見えてきました。ゴールドベルクって曲の9割がト長調なんです。他の調性や転調があれば、もっとバッハの別の面が見えますが、それはさて置き、この曲は「変奏曲」という「形」を楽しむ遊びだな、とつくづく思いました。
           
お庭で。この巻きスカートは先日ドイツで買ってきたもの(インド綿)。ジル・スチュアートのブラウスを組み合わせてみました。

そして鮮やかなお花もいただきました。早速飾っています。

           

ご住職様の平井氏と。開演前には住職様によるアリアの解説があり、また映像の中で使われた「ゴールドベルク」のシーンもスクリーンで紹介もありました。

          
私の音楽で楽しんで頂ける方がいたら、こんなに嬉しいことはないです。





2016/10/14

ゴールドベルク日記⑨ 前夜に

 明日、安養院で初めてゴールドベルクを演奏します(クローズドコンサートですが)。大曲なのでドキドキ。不安と楽しみの入り混じったような心境です。
     


 通し練習が終わり、体調を整えて明日に臨みたいところですが、困ったことに先ほど息子が発熱。40度の熱でうなされています(ー ー;). こういう時は家族の助けが必須。家族はコンサートに来れないなーー。








2016/10/11

ゴールドベルク日記⑧

寒くなってきましたね!
昨日はおでんを煮込みました。
私、卵とこんにゃくが大好き。


連休中は友達にベビシッターを頼んで、練習していました。

さて、ゴールドベルクの最初の本番まであと4日です。
まだ2段鍵盤の上下を左右の手、どちらで弾くか迷っている
ところがあります。なんとか決めなくては。

今日もがんばります。






2016/10/07

ゴールドベルク日記⑦

風邪が回復しました〜。(ほっ)。
少し、練習疲れがあったかもしれません。
リサイタル前はどうも息が上がってしまうのですが、
落ち着けということなのでしょう。



最近の練習のお伴はこれ。エディロールです。


自分の演奏を聴くのって一番嫌な作業だけど、これが
一番勉強になります。
昨日書き込んだ言葉↓。


カノンの曲を音楽的にまとめるのは、他の曲に比べて難しい。

なんとかせねば↓
どういう解釈にするかもう一度考えよ!
という意味です。

一方、弾くのが楽しくなってきた変奏曲も増えてきました。

これはトリルの中に、軽やかに蝶々が舞うように、
演奏できたらいいな〜と思っています。




2016/10/05

発熱

周りに風邪をひいている人が増えてきたなー、と思っていたら
今日は自分が風邪をひいてしまいました。喉も痛いし、熱は37.4ほど。

昨日必死にうがいしたんだけどなぁ。。



思い切って今日はゆっくり過ごしました。
明日から復活したいです!





2016/10/04

ポプラチェンバロ10周年

10月の終わりに札幌に行きます!


ひとつは医師会のクローズドコンサートでの演奏、
もうひとつはポプラチェンバロの10周年記念です。
(北海道大学総合博物館 10:30スタート、入場無料です)

5年ぶりの札幌楽しみです。


2016/10/01

ゴールドベルク日記⑥

  この数日間大忙しで、更新が止まっていました。
  今日はチェンバロの調整日。
調律の梅岡俊彦さんが朝から来てくださいました。


今回は大掛かりの調整をお願いしています。リサイタルに向けて、爪(デルリン)を全交換しています!(全部で約130個)爪は消耗品なので、折れるたびに自分で取り替えて来ましたが、少しずつ部品にヒビが入ったり、爪にばらつきが出ていました。今回は音色とタッチを変えてみたかったので、部品を直接アメリカの製作家(ヒル氏)から取り寄せました。


爪の削り方を変えるだけで、楽器から引き出せる音が変わるのです。K・ヒル氏からは貴重な指示を得ました。「爪を削るときは均一な音を作らないようにすることが大事です。さもないと、演奏家が自分の楽器の音を聴きながら退屈してしまい、脳が眠りに入ります。そして、ミスをたくさんするようになります。だから調律師さんは演奏家の脳が起きていられるように、面白く、自然で不均等(inegal)な音色をつくるようにしてください」と書いてありました。いやはや・・すごいお言葉でした。梅岡さんも驚かれていました。



作業中の工具。長時間、梅岡さんありがとうございました。
お陰様で、伸びのある、艶やかな音が出るようになりました。
リサイタルまでこのまま弾きこみます。

* * *

それから、昨日は曽根麻矢子さんがレッスンしに家まで来てくださいました。私の尊敬する麻矢子さん、さすがにゴールドベルクを長年勉強されていることもあり、貴重なアドヴァイスを頂きました。実は、私がチェンバロでゴールドベルクを初めて聴き、感動したのはそれこそ曽根麻矢子さんのデビューリサイタル(ゴールドベルク)だったのです。当時高校生だった私は、そこで衝撃を受け演奏家を目指し始めたのでした。レッスンのあとは車で駅までお送りしました。


そして、夕方からはドレスの仮縫いで表参道へ。ドレスを作るのは久しぶり。今回は山田百里恵さんというデザイナーの方にお願いしています。「あなた、意見がはっきりしていて、作りやすいわ!」とお褒めの言葉を頂戴しました。ドレスを作りに来る花嫁さんなどは、よくドレスを試着するだけで舞い上がってしまうそうです。。普段の洋服を選ぶときなども、よく店員さんに「見てるところが違いますねー」と言われる私。背が小さいとか、腕が太いとか(笑)自分の欠点をそれなりに分かっているのかもしれません。ともあれ、ファッションのことを考えるのは楽しいですねー。