2017/10/26

リサイタル

22日、安養院でのリサイタルを終えました。超大型台風が近づく中、どうなることやらと思いましたが、東京を直撃する前日で、どしゃぶり手前の💦演奏会となりました。私は雨女でございます。。


ちょっと憂鬱な気持ちで会場入りするも、舞台には豪華な生け花が!華道家の大郷理明先生による、秋の草花を取り入れた立派な舞台が用意されていました。私の気持ちは、これで一気に晴れ、明るい気持ちになりました。

安養院さんは瑠璃光堂という音楽堂をお持ちで、豪華に作られています。背景はガラス、そしてガラス越しにお庭が見える、というなんとも贅沢な雰囲気での演奏会となりました。これでお天気さえ良ければ、夕陽が差し込んできて、尚きれいだったでしょう、とのことでした。でも、雨がシトシト・・というのも風情があったし、その日の天候を受け入れる心もできたように思います。お客様も思ったよりも大勢来てくださいました。

  これはリハーサル風景。

安養院さんの広い境内。


瑠璃光堂を上から見た図です。


前半終了後。紫の衣装でした。

これは終演後。何から何まで用意してくださったご住職様と。
いつもありがとうございます。
(私太ってきた。。痩せなくては!)

終演後に感動してくださったおば様が私の手を握り「あなた美しいわね〜〜!光り輝いているわよ。もててもてて、男をなぎ倒しているんじゃないの。(笑)」とおっしゃった方がいました。褒めていただくのは嬉しいのですが、実際そんなにもてないし、なにせ普段の生活では忙しくて時間に追われてばかり!ホントです。

              *   *   *

で、ここからはプライベートな話です。実は数年前の私はあることに心を痛めて、とても落ち込んでいました。私自身が純粋に音楽に向き合ってきたつもりでも、仕事場では想像もしていなかったことを言われたり、傷ついたり、歯車が合わなかったり。演奏や実力と関係ないところで、音楽ビジネス業界が動いている部分があり、私はすっかりその流れに乗れなくなっていました。社会とはそんな、厳しいものなのかもしれません。。自分の力では解決できないこともあり、なにかもやもやしたまま、時間が過ぎて行きました。

でも「音楽が好きで、チェンバロを弾いていきたい、この楽器の魅力を伝えていきたい」という私の気持ちは変わりませんでした。そして「そう思っていれば必ずまた新たな道は開けるだろう」とも思っていました。これは私の恩師が、だいぶ前に勇気付けてくださった言葉なのですが!そうこうするうちに、今年は新しい出会いがあり、来年の楽しみな企画がいくつか持ち上がってきたのです。4月には恩師のロバート・ヒル先生の初来日が決まり、私も共演することになっています。これについてはまた詳しく書きますが、ヒル先生はまだ来日していない、チェンバロ界の最後の大物です。乞うご期待。そして、私のソロ活動方面でも新たなことにチャレンジしていきます。そう、今の私は、なにかエネルギーが湧いてきたような状態なんです😊

今日はつい本音を書いてしまいました・・。日々色々ありますが、感謝しているのは純粋に音楽が好きで、私を応援してくださる方々。そして、見守ってくれる幼なじみや友人たちの存在💛。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。









0 件のコメント:

コメントを投稿