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2021/01/28

雪とゴルトベルク

  ゴルトベルク変奏曲を久々に弾きながら、生徒さんがそろそろ来る時間かな〜、と思っていたら電話が鳴りました。生徒さんのお母様からで「今日、悪天候のためレッスンおやすみさせていただきます」・・とのこと。で、ハッとして外をみたら雪でした!

ああ、そういえばゴルトベルクを録音したのはちょうど3年前の雪の日!凄まじい環境の中、チェンバロを運び出し、CD録音に励んだのを思い出しました。

            


血と汗と涙が滲んだ作品です。。


今日、ゴルトベルクを弾きたくなったのは偶然?!

「また弾きなさいよ」と、悪魔のささやきが聞こえるようです(笑)




2019/01/11

もぐらの痕(穴)

昨日はインターネットラジオに出演させて頂きました。聞いてくださった方々、プレゼンターの飯田さん、ありがとうございました!私の拙いおしゃべりでお聞き苦しい点もあったかと思います。お許しくださいませ〜。


さて、ゴルトベルク変奏曲のイメージの話になり、私は第20変奏曲に「出没するモグラ」というタイトルをつけました。早速ですが、今朝深大寺を散歩していたら、もぐらの痕(穴)を発見したので載せます。これこれ!ボコッとした、土の盛り上がりです。よく見かけるんですよね〜。もぐらさんには会わないけれど、これは夜行性の動物なのかしら?


プレゼンターの飯田有抄さんと。スタジオの様子です。楽しかった〜。
それにしても音源の管理、アナウンス、全てをちゃちゃっとこなす有抄さんはすごい。
4時間の生放送番組を毎週ですからね!


こちらはどアップ!


似ていますか?ありささんのお母様の若き頃に
私がそっくりだそうです!!
鼻の下から口の距離とか、、目の垂れ具合とか
これはもしかしてどこかで血が繋がっているかも?!(笑)

2018/12/21

レコ芸★特選に選ばれました!



私の「ゴルトベルク変奏曲」のCDが、レコード芸術の1月号において、
特選盤に選ばれました!



濱田滋郎先生、那須田務先生による推薦のお言葉は、
私のデビュー当時からの演奏をよく知ってくださっているもので
感動いたしました。涙が出ます!

先生方、本当にありがとうございました。

本屋さんに行く方は、レコ芸ぜひご覧になってください。

もちろん、演奏も聴いていただけたら嬉しいです💕











2018/12/05

つくばでコンサート

9日につくばでコンサートがあります。今年最後のコンサート。
ノバホールという1000人ほど収容できる立派なホールで弾かせていただくのですが、応募がいっぱいになり、もう満席だそうです。

共演はVnの天野さん。バッハ、ヘンデルなどの1時間のプログラム。
なかなかハードです。ゴルトベルク変奏曲も抜粋で弾きますよ!お楽しみに🎶





2018/11/04

Stereo誌インタビュー、ムジカノーヴァ11月号

先日、音楽の友社へ行って、Stereo誌のインタビューをしてきました。オーディオ系の雑誌です。対談のお相手は、オーディオ評論・録音エンジニア・作曲家でもある生形三郎氏。生形さんは、私の『ゴルトベルク変奏曲』を録音してくださった方でもあるのです。



録音を振り返って、あれこれお話させていただきました。曲作りの悩みや、演奏するにあたってイメージしたこと、工夫したことなど。(スタッフには楽譜に書き込んだメモもすべて見られてしまいましたからね〜〜(^^) 恥ずかしや。)それから録音するお立場からもチェンバロを録音するのは難しい楽器である、など伺いました。私達にとっては、もはや懐かしい思い出話?!ですが、Stereo誌の12月号を読んでいただけると嬉しいです。20日に発売です!お楽しみに。



「Stereo」編集長の岩出和美氏です。

こちらもどうぞよろしく!↓


ムジカノーヴァ11月号です!巻頭カラーページで、チェンバロの細かい部品の写真が載っているほか、荒木先生によるインタビューでアーティキュレーションの話にも触れています。


                








2018/10/24

タワーレコードさんにて!

本日新宿のタワレコに行ってきました!ゴルトベルク、試聴コーナーもあるし、店内に演奏を流してくださっているし、感激。

直筆サインとコメントも書いてきました。ぜひお店を訪ねてくださいね!
お店のツイッターです↓。

https://twitter.com/TOWER_Shinjuku/status/1054962908231356416?fbclid=IwAR1w6M0MfnI_CmBD6aIuCPwe30RLOVMcC1CObtgxVHjOl8gYIrYtPusHoF8




店内に演奏や動画も流れています!ぜひ10月中に訪れてくださいね。

銀座の山野楽器でも、視聴コーナーに私のゴルトベルクを置いて
くださっていました。たくさんの方に聴いていただけるといいな。

2018/09/30

CDリリースのお知らせ《ゴルトベルク変奏曲》

この度、私の長年の夢でもあった《ゴルトベルク変奏曲》のCDを Pooh's Hoop レーベル
から発売させて頂くことになりました!2年半の歳月をかけて練った、心を込めた作品です。大袈裟かもしれませんが、演奏家としての全エネルギーをここに注いできました。


©Yuuki Kuwabara
10月15日に全国のレコード店(タワレコ、amazon, HMV)から一斉発売になりますが、
下記のアドレスにご予約頂いても、購入できます。

chofu_green_piano@yahoo.co.jp 
または goldbergsnow.hoop@gmail.com 【水永牧子&CD発送事務局】

メールには下記項目をご明記ください。
◆お名前
◆送り先ご住所
◆CDご予約枚数

価格:2,500円 (送料は1枚 205円、2枚 250円)

ご予約メールをいただきましたら、折り返しご案内メールをお送りします。
CDの発送は、代金のご入金確認後にいたします。
多くの方にお聴き頂けましたら、幸いです💛

水永牧子

2016/11/07

終わりました〜!

ゴルドベルクのリサイタル、無事に終了しました〜〜〜!!
大曲を弾き終えて、とにかくほっとしております。

写真をまずは数枚載せます。



着物風ドレス。帯はチェンバロの金色とよく合っていたと
ご好評いただきました。山田百里恵さん作。


今回のリサイタルは精神的にも技術面でも鍛えられました。奇跡でも起こらない限り、ノーミスでは絶対に弾けない第1変奏、第20変奏、26変奏は、正直言って本当に怖かったです。でも、音楽的に妥協してテンポをゆっくりにしたくなかったし、様々な葛藤を抱えながら自分の解釈を決めました。

そうそう、終演後にお客様からうれしい感想をいただきました。「年に何回か名演奏を聴けますが、生きていてよかったとしみじみ思えたのは何年かぶりです」とか「深く感動しました」「最後のアリアで涙がでました」とか。思い切ってゴルドベルクに取り組んでよかったです。


打ち上げにて。画家の山田和明さんも来てくださいました!



メイクの澤木さんと、衣装デザイナーの山田さん。(山田さんは黒柳徹子さんのドレスを作られる方、澤木さんは早見優さんのスタイリストさんです!)本番前の支度を手伝っていただきました。


後日、また写真を追加します。

今の私の体は、肩こりと頭痛でひどいのでアフターケアが必要そう。
明日整体にいってきます。







2016/11/04

ゴールドベルク日記13 反動

今日は4、5時間練習しました。そうしたら夜になって頭がパンクしそうになり、急にテレビが見たくなりました。普段はあまりテレビを見ない私ですが、「モニタリング」という人間観察の番組を見たら、可笑しくって。大爆笑しました。バッハみたいな緻密な作品に集中すると、反動でおバカ番組が必要になるようです(笑)。

今日は写真はナシでーす。おやすみなさい。









2016/11/02

ゴールドベルク日記 12

いよいよ3日後に本番となりました。緊張感が高まってきました💦もうここまできたら逃げられません。(いや、コンサートから逃げるつもりはないですが、等身大の自分で勝負するしかないので、そんな気持ちにもなります。)

いま気をつけていることは、体調を整えるためにバランス良く食べること。朝からビタミンを摂るようにしています。普段はこんなに買い込まないんですけれど。


スポーツ選手は朝からバナナを食べるっていいますよね。すぐにエネルギーになるそうなので、練習前に私も食べています。あとは指の怪我をしないのが大事。生姜を擦りおろす時とか、包丁を持つ時、うっかりがないよう気をつけてます。

                 *  *  *

今日は改めて、通し稽古をしました。緻密な曲なので、明日も明後日も気が抜けないです。
ゆっくり、ていねいに練習します。もしかしたらもうブログは更新できないかもしれませんが、コンサートにきてくださる方は会場でお会いしましょう♪2年ぶりのリサイタルなので、なんだか祈るような気持ちです。




2016/10/26

秋ですね



気が付いたら、庭のヤマボウシがすくすく育ち
赤い実を付けていました。


こんなに真っ青な空は、久しぶり。
秋を感じます。

ゴールドベルク日記は少々止まってしまいすみません。
プログラムノートの執筆、ドレスの仮縫いなどで
必死でした。超忙しい毎日です。

でも頭の中では、毎日いろんな変奏曲が鳴り響いていて
ゆっくりした楽章をどんなテンポで弾くのがベストか
歩きながら確認したり、夜中にクラヴィコードを
弾いてます。あと10日、元気で乗り切らなくては。
リサイタルの残券は僅かです!


とりあえず、明日の朝札幌へ向かいます。
寒そうなので、暖かくしていきます(^ ^)
札幌では「牧場のメドレー」など楽しい曲も披露します。








2016/10/21

ゴールドベルク日記 11. ドレス製作中


ドレスの仮縫いに行ってきました。


スカートの部分、少しだけお見せします!

                  

            

2016/10/17

ゴールドベルク日記⑩ 安養院でのコンサート

板橋区にある、安養院でゴールドベルクのリサイタルをしてまいりました。最近新しく建てられた瑠璃光堂という素晴らしい音響をもったホールです。お檀家様のためのクローズドコンサートでした。背景がゴージャスでした✨



さて、ゴールドベルクを通して見てわかったことは、全曲演奏はとてつもなく体力と集中力が必要ということ!本番が始まった時、指がぶるっとしましたが、でも徐々に楽しむこともできました。この曲を弾くには、たくさん食べて、栄養をつけないといけない。とくにお魚よりもお肉が必要かな(笑)。あと、集中力が上がる食べ物って何かしらね〜。

それから、バッハの「ト長調」に対するこだわりが見えてきました。ゴールドベルクって曲の9割がト長調なんです。他の調性や転調があれば、もっとバッハの別の面が見えますが、それはさて置き、この曲は「変奏曲」という「形」を楽しむ遊びだな、とつくづく思いました。
           
お庭で。この巻きスカートは先日ドイツで買ってきたもの(インド綿)。ジル・スチュアートのブラウスを組み合わせてみました。

そして鮮やかなお花もいただきました。早速飾っています。

           

ご住職様の平井氏と。開演前には住職様によるアリアの解説があり、また映像の中で使われた「ゴールドベルク」のシーンもスクリーンで紹介もありました。

          
私の音楽で楽しんで頂ける方がいたら、こんなに嬉しいことはないです。





2016/10/14

ゴールドベルク日記⑨ 前夜に

 明日、安養院で初めてゴールドベルクを演奏します(クローズドコンサートですが)。大曲なのでドキドキ。不安と楽しみの入り混じったような心境です。
     


 通し練習が終わり、体調を整えて明日に臨みたいところですが、困ったことに先ほど息子が発熱。40度の熱でうなされています(ー ー;). こういう時は家族の助けが必須。家族はコンサートに来れないなーー。








2016/10/11

ゴールドベルク日記⑧

寒くなってきましたね!
昨日はおでんを煮込みました。
私、卵とこんにゃくが大好き。


連休中は友達にベビシッターを頼んで、練習していました。

さて、ゴールドベルクの最初の本番まであと4日です。
まだ2段鍵盤の上下を左右の手、どちらで弾くか迷っている
ところがあります。なんとか決めなくては。

今日もがんばります。






2016/10/01

ゴールドベルク日記⑥

  この数日間大忙しで、更新が止まっていました。
  今日はチェンバロの調整日。
調律の梅岡俊彦さんが朝から来てくださいました。


今回は大掛かりの調整をお願いしています。リサイタルに向けて、爪(デルリン)を全交換しています!(全部で約130個)爪は消耗品なので、折れるたびに自分で取り替えて来ましたが、少しずつ部品にヒビが入ったり、爪にばらつきが出ていました。今回は音色とタッチを変えてみたかったので、部品を直接アメリカの製作家(ヒル氏)から取り寄せました。


爪の削り方を変えるだけで、楽器から引き出せる音が変わるのです。K・ヒル氏からは貴重な指示を得ました。「爪を削るときは均一な音を作らないようにすることが大事です。さもないと、演奏家が自分の楽器の音を聴きながら退屈してしまい、脳が眠りに入ります。そして、ミスをたくさんするようになります。だから調律師さんは演奏家の脳が起きていられるように、面白く、自然で不均等(inegal)な音色をつくるようにしてください」と書いてありました。いやはや・・すごいお言葉でした。梅岡さんも驚かれていました。



作業中の工具。長時間、梅岡さんありがとうございました。
お陰様で、伸びのある、艶やかな音が出るようになりました。
リサイタルまでこのまま弾きこみます。

* * *

それから、昨日は曽根麻矢子さんがレッスンしに家まで来てくださいました。私の尊敬する麻矢子さん、さすがにゴールドベルクを長年勉強されていることもあり、貴重なアドヴァイスを頂きました。実は、私がチェンバロでゴールドベルクを初めて聴き、感動したのはそれこそ曽根麻矢子さんのデビューリサイタル(ゴールドベルク)だったのです。当時高校生だった私は、そこで衝撃を受け演奏家を目指し始めたのでした。レッスンのあとは車で駅までお送りしました。


そして、夕方からはドレスの仮縫いで表参道へ。ドレスを作るのは久しぶり。今回は山田百里恵さんというデザイナーの方にお願いしています。「あなた、意見がはっきりしていて、作りやすいわ!」とお褒めの言葉を頂戴しました。ドレスを作りに来る花嫁さんなどは、よくドレスを試着するだけで舞い上がってしまうそうです。。普段の洋服を選ぶときなども、よく店員さんに「見てるところが違いますねー」と言われる私。背が小さいとか、腕が太いとか(笑)自分の欠点をそれなりに分かっているのかもしれません。ともあれ、ファッションのことを考えるのは楽しいですねー。















2016/09/28

ゴールドベルク日記⑤3の倍数は

頭が疲れたので、ちょっと休憩タイムです。


これは第9変奏の楽譜。
「3度のカノン」とあります。


「カノン」って知っていますか?
右手の声部が緻密に追いかけっこをしているのです。
これは3度のカノンなので、ピンクのラインが先行し、
緑のラインが3度下をぴったりと追っかけます。

複雑なので、聴いている方が、最後までこれを
耳で追いかけるのは難しいかもしれません。
(いや、追いかける必要はないのかも。)

私自身でさえも一瞬わからなくなるのです!
そういう時は頭を整理します。

ちなみに3の倍数はすべてカノンです。

第3変奏=1度のカノン
第6変奏=2度のカノン
第9変奏=3度のカノン
第12変奏=4度のカノン
第15変奏=5度のカノン
第18変奏=6度のカノン
第21変奏=7度のカノン
第24変奏=8度のカノン
第27変奏=9度のカノン

これで、音楽的にも完成度の高い作品を作っているの
だからバッハはすごい。彼のニヤリとした顔が浮かびますね。

悔しい(笑)!







2016/09/26

ゴールドベルク日記④


今日の休憩タイムは紅茶で。


さて、今日は冒頭のアリアを練習しました。
この曲は13年前に一度録音しましたが、久しぶりに楽譜を出して
復習です。前打音の入れ方を変えてみたり、
不協和音から協和音へ戻るタイミングをよく聴いてみたり。
いろんな弾き方を試してみました。

(クリックで大きくなります)


アリアは旋律が綺麗なので、高音部(右手)に耳が行きがちですが、
大事なのは左手のバスなんです。(ピンクの線のところです)
この和声進行がもとになって、30の変奏曲が展開されていきます。
前半&後半とも16小節構成なので、どの変奏曲も32小節でできていますよ。

*  *  *

そういえば、最近チェンバロをみたらこんなものが置かれていました。
誰ですかっ!!


子供は大人とまったく別の世界に生きていますねー。
今日は、近所のお子さんにもレッスンをしてきました。



2016/09/23

ゴールドベルク日記③

日記①で私が26変奏は大好きだと書きましたが

楽譜をよく見たら、右手と左手の拍子が違っていました

上の段は18/16, 下の段は3/4 です。


一小節に入る時間の長さは一緒ですが、右手と左手の感じ方が
全然違うということなのです。これはちゃんと意識しなくてはね。

楽譜を全部見てみましたが、左右で違う拍子の
変奏はこの曲だけでした。


そして弾きにくい〜。
冒頭はこんな感じ。

4小節目で通常ポジションに戻る。ここまでできっと数秒です。
でもこの数秒のクロスがつらい。


このヴァリエーション、
駆け抜けるように、爽やかに弾ききるのが目標です。

そういえば昨日ファンの方からメッセージがあって
群馬の太田市に「金山=かなやま」という場所が
あるそうです。「きんざん変奏曲」より、「かなやま変奏曲」
のほうが響きがよさそうですね。



2016/09/21

ゴールドベルク日記②命名

今、 エスプレッソを飲みつつ休憩中です。


 
「GOLDBERG」変奏曲のドイツ語のスペルをよーく考えていたら
(Gold)+(Berg)ということに気づきました。

だったら私の中では、金山(きんざん)変奏曲にしてしまおう!
と思いました。

この日記はツイッター気分なので、お許しを。
素敵な曲のイメージとは違ってしまうかしらね。。

金山ではないけれど、ドイツの名前って日本語に訳して
しまうとリアルなこと多いですよね。

ゴットリープ Gottlieb (神+愛さん)とか
クスマウル  Kussmaul (キス+口さん)とか、
シュヴァルツコプフ Schwarzkopf(黒い頭さん)とか。

ふふ。ちょっとブレイクでした!

他にも日本語訳で面白い名前があったら教えてください。